8か月を迎えた赤ちゃんは、ますます好奇心が旺盛になり、毎日新しいことに挑戦しています。我が家でも、棚の物を引っ張り出したり、両手におもちゃを持ってぶつけて遊んだり、つかまり立ちに夢中になったりと、赤ちゃんの「今だけブーム」が次々と登場中。その姿は見ているだけでも成長を感じられ、親にとっても嬉しい瞬間ばかり。
今回は、そんな8か月赤ちゃんがハマっている3つの遊びと、そこに隠された発達のヒントを紹介します。
1.棚から物を引っ張り出す
我が家には扉のない棚がいくつかあり、特にキッチン付近の棚は赤ちゃんにとって格好の遊び場になっています。棚の一番下にはペットボトルやキッチンペーパーなど、普段から常備しているものを置いていますが、そこから赤ちゃんが次々と引っ張り出しては転がして遊ぶのが最近のお気に入りです。ペットボトルを両手でつかんで振ったり、転がしたりする様子はとても楽しそうで、引っ張り出したときの得意げな表情には思わず笑ってしまいます。
もちろん、母としては一日に何度も散らかったものを片付ける手間が増えるのですが、赤ちゃんが安全に遊べる環境を整えることを優先し、下から2段目までは倒しても問題のないものや、ケガの心配がないものだけを置くようにしています。危ないものは手の届かない場所に置くなど、工夫をしながら赤ちゃんの冒険心を見守っています。
この遊びを通して、赤ちゃんは手先の動きや物を掴む力、物が動く楽しさを学んでいるようです。多少散らかっても、赤ちゃんにとっては大事な探検の時間だと思い、温かく見守っています。
2.両手に物を持ってぶつける
積み木がお気に入りですが、もちろんまだ積み重ねることは難しく、専らカチカチと音を鳴らすのが楽しい様子です。両手に形や素材の違う積み木を持って打ち合わせ、その音や感触を楽しんでいます。時には、積み木だけでなくスマホやプラスチックのカップなど、異なる素材のおもちゃを組み合わせて遊ぶこともあり、本人なりに違いを感じ取っているようです。
この遊びには、赤ちゃんの成長にとって大切な意味があると感じています。
両手を同時に使う練習
両手に物を持って動かすことで、左右の手を協調して使う力が育まれます。
原因と結果を学ぶ機会になっている
物をぶつけると音が鳴る、形が変わる、時には倒れる、といった「やったらこうなる」を体感しています。
物の性質を確かめている
木の積み木、スマホ、カップ、それぞれの音や手触りを確かめることで、感覚の発達にもつながっていると感じます。
このような遊びを通じて、赤ちゃんの「知りたい」「確かめたい」という好奇心がどんどん育まれています。親としては、見守りながら安全に配慮し、自由に遊べる環境を用意してあげたいです。
3.つかまり立ち
机や柱、椅子など、手をかけられる場所を見つけるとすぐに立とうと挑戦します。立ち上がれたときはとても満足そうな表情を見せ、さらに、立った状態から自分で腰を下ろして元の位置に戻れたときには、これでもかというほどの「どや顔」を見せてくれるのがたまりません。
最初の頃は、立ち上がったものの、どうやって降りていいかわからず、泣いて助けを呼ぶことがよくありました。しかし、何度も挑戦するうちに、気づけば自分で上手に腰を下ろせるようになっていて、成長を実感する場面でもあります。
また、立ち上がれるようになったことで、机の上のものにも手が届くようになりました。本やおもちゃを机に置いておくと、すかさず引っ張って床に落とし、散らかしたものでさらに遊ぶ、という新たな遊びも楽しんでいます。落とした時の音や動きを楽しんでいるようで、これも赤ちゃんにとっては大切な経験なのだと感じます。
まとめ
8か月の赤ちゃんは、遊びを通して日々さまざまな力を育んでいます。
棚から物を引っ張り出す・両手に物を持ってぶつける・つかまり立ちをする
どの遊びも赤ちゃんにとっては「学び」の連続です。大人から見ると散らかってしまったり、ヒヤヒヤする場面もありますが、赤ちゃんの好奇心や成長を支える大切な時間と捉え、できるだけ安全な環境で見守りたいですね。毎日の小さな挑戦が、未来につながる大きな一歩になるでしょう。
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