先日、シャトレーゼにて「迎春」と書かれた和菓子を購入しました。
あれ、まだ冬も始まったばかりなのになんで「春」?確かに年賀状でも「迎春」って書くよね…。と不思議に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
迎春とは
迎春(げいしゅん)とは、文字通り「新春を迎える」「新年を迎える」を意味します。なぜ「春」を使うのかというと、旧暦の正月が立春の時期だったからです。
旧暦とは
「旧暦」は現代使われている「太陽暦」を採用する前の暦のことです。旧暦の「太陰太陽暦」は月の満ち欠けを基準にしており、季節とのズレが生じないように太陽の動きも考慮して月の長さを決めています。月が新月になったときを月の始まり「一日」とします。翌日が二日、翌々日が三日、となり、次の新月がやってきたら次の月の一日となります。
月の満ち欠けの周期は約29.5日で、29.5日×12か月で一年約354日となります。ただこのままでは約11日少なく、季節とのズレが生じてくるため、3年に一度”うるう月”を設けています。
太陽暦とは
現代のカレンダーは「太陽暦」を用いて作られています。太陽暦は、明治6年(1873年)1月1日から採用されており、約150年の歴史があります。太陽暦は地球が太陽を回る周期をもとにしています。約365日で地球は太陽の周りを一周しますが、多少ズレが生じます。そのずれを解消するために4年に一度、うるう年を設けています。
旧暦の正月
旧暦でいう元日は2022年2月1日。立春は2月のはじめを言います。
よって昔でいう新年には「春」を迎える、というのが自然だったのです。
まとめ
なぜ1月に「春」という字を使うのかがわかりましたね。スーパーや和菓子屋に行くと、迎春、新年、その年の干支が書かれたお菓子や商品が置かれています。色とりどりでワクワクしますよね。
「迎春」と書いてあるのをみて、良い年を迎えましょう。
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