2020年3月14日、田町駅から約1.3 km、品川駅から約0.9 km付近の位置に新駅「高輪ゲートウェイ」駅が開通しました。当駅には京浜東北線および山手線のみが停車します。
駅名の決定
2018年6月にJR東日本が駅名の公募を行い、64,052件、13,228種類の応募がありました。
1位:高輪 (応募数:8,398件)
2位:芝浦 (応募数:4,265件)
3位:芝浜 (応募数:3,497件)
4位:新品川・泉岳寺 (応募数:2,422件)
130位:高輪ゲートウェイ (応募数:36件)
なんと、正式に決定された「高輪ゲートウェイ」は130位というランキング外でした!!
決定したJR東日本が発表した理由は以下の通り。
この地域は、古来より街道が通じ江戸の玄関口として賑わいをみせた地であり、明治時代には地域をつなぐ鉄道が開通した由緒あるエリアという歴史的背景を持っています。新しい街は、世界中から先進的な企業と人材が集う国際交流拠点の形成を目指しており、新駅はこの地域の歴史を受け継ぎ、今後も交流拠点としての機能を担うことになります。新しい駅が、過去と未来、日本と世界、そして多くの人々をつなぐ結節点として、街全体の発展に寄与するよう選定しました。
ゲートウェイの意味
ゲートウェイとは、IT用語の一つで、”異なるネットワークを接続するルーターのこと”をいいます。規格の異なるネットワークと通信するためには必ずゲートウェイを経由する必要があります。
一般的には、異なる二つのネットワークの架け橋になるのがゲートウェイと言うようです。
なるほど、この新駅に込められた思いがなんとなくわかります。過去と未来、日本と世界、多くの人の架け橋となるような駅にしたい。そんな思いが伝わってきます。
駅のデザイン
駅舎は、日本の一級建築士であり、木材を使い「和」をイメージさせる建築家、隈研吾がデザインを担当。照明デザインは、六本木ヒルズなどの照明デザインにも関わっている面出薫が担当しています。
建物は、折り紙をモチーフとした大屋根や障子をイメージさせる膜、木といった素材を使用しています。開放的な空間を実現するため、ガラス繊維にフッ素樹脂を使用し、熱は遮断しつつ日差しを取り込む構造になっています。
無人コンビニ
新駅には、デジタルサイネージがたくさん使用されています。また、AI案内板や無人コンビニがあり、未来を感じさせる技術が散りばめられています。
無人コンビニでは、ICカードをピッとして入るようです。
駅の周辺
申し訳ないですが、駅の周辺は何もありません。
まだまだ、開発途中のようです。
まとめ
開放感あふれる「高輪ゲートウェイ」駅。
木を使用しているので、あったかみのある、落ち着いた雰囲気の駅でした。
これからどのように栄えていくのか楽しみです。
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